記事の詳細


今回は造家工房亀井 の奥様、亀井麻理さんです。


昔の大工見習いと言えば親方の家で食事を共にし、いろんな話を聞かされて育っていくのが当たり前でした。
しかし、昨今はなかなかそうはいきません。
生活スタイルも変わり、考え方も変わってきたので仕方がないのかもしれません。
共同生活を嫌がる若者もいます。寮生活をしなければないから、ここには入りたくないと聞くこともあります。仕事が終わってからまでみんなと一緒では、気を使って休む暇がないと思うのかもしれませんね。そこまでして大工になりたいという子もいなくなってきました。
ここ何年か若い子を見ていますが、昔は仕事は盗むものでしたが、現在は教えられるのが当たり前、教えてもらえなければずーっとそのまま・・・ 「教えてもらってません」でおしまいなんです。今の子は恥ずかしがってか、自分からわからないことを聞く勇気がないように思います。
「はずかしがらなくていいから、わからんことは聞け」「仕事中に聞けないのなら、お昼休みとか、現場帰りの車の中で聞く」とか言うのですが、それもなかなか出来ない様子。いろんなチャンスまで教えてもらっているのだけれど・・・
そして今、うちの見習い大工は、親方にこんなノートを毎日提出するようにしています。

mari_13.12.13.jpg

このノートには翌日にやる仕事、その日にやった仕事、自分はこうしていくと言う目標を忘れないように書いておくノートのようです。
それを翌日親方に提出し、写真のように「添削」(笑)されて返されます。
まるで学校みたいですね。仕事や段取りがしっかり出来るように、親方もいろいろ試行錯誤しているようです。
そして食事も今はうちで食べているのですが、親方と一緒になった時も、仕事でわからないことを聞いて欲しいのに、「食べたら帰る」という彼にちょっぴり落ち込む親方・・・。
若い子を育てていくと言うのはだんだん難しくなってきていますね。

関連記事

会員ログイン

ログインしていません。
ページ上部へ戻る