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インターネットなどで見つけた住まいのお役立ち情報を紹介します。

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今回はfacebookで見つけた家具工房・牧野 郁生さん(工房楽木)のアイデアです。


冬になると結露に悩まされる。

暖房をガンガン効かせないければ寒い。

こんな悩みを抱えた住宅は日本に何十万軒もあるのだろう

簡単手軽に悩みが解決できたら。

その可能性を探ってみましょう。

トイレや洗面所の小窓が結露しやすい。

暖房しない部屋だから当然です。

ところが小窓だからこそ簡単に断熱・防露ができます。

中空ポリカーボネート板を使った固定外窓。一番簡単なのは網戸のサッシレールを利用した外窓。

使う材料は、ホームセンターで売っている中空ポリカーボネート板(※1)だけ。

網戸レールの幅は約5ミリなので、中空ポリカーボネート板がピッタリと収まる。

製作のポイントは幅に隙間を生じないようにすること。

ダンボールで試作品を作ってから本番に臨むと失敗が少ない。

外窓をはめ込んだだけでも断熱性能は2倍(※2)に向上する。

シリコンシールで隙間を塞ぐとペアガラスを凌ぐ高断熱性を発揮します。

デメリットは、開け閉めが自由にできないこと。

開け閉めしたい人は、中級編にチャレンジしてください。

※1 商品名ツインカーボ等 長さ6尺×幅3尺×厚さ4ミリで2500円くらい。

※2 単板ガラスの熱貫流率6.54(W/m2・K)の逆数が熱抵抗値で0.153(m2・K/W)。これに中空ポリカーボネート板の熱抵抗0.075(m2・K/W)と非密閉空気層の熱抵抗0.09(m2・K/W)を加えて逆数にした3.15(W/m2・K)が外窓を追加した二重窓の熱貫流率。シリコンシールで隙間を塞ぐと空気層の熱抵抗が0.18(m2・K/W)に向上する。

            ◇                    ◇

ガラス戸レールを使った内窓。内窓も中空ポリカーボネート板を使えば簡単にできる。

使用する材料は、

  • ガラス戸レール5ミリ幅(上、下)
  • 両面テープとアルミテープ
  • 網戸用すきまモヘヤシール

これだけ。

イメージは食器棚のガラス戸。

ガラス戸の代わりに中空ポリカーボネート板を使う。

小窓のアルミサッシ枠の手前の上下にガラス戸レールを両面テープで貼り付けます。

ここでも、ダンボールで試作しましょう。

引き違い戸として不具合がなければ本番の加工に移ります。

取っ手は適当な木片を外側から木ネジで取り付けただけでもOKですが、凝りたい人はホームセンターで物色してください。

切り口はアルミテープで綺麗に塞ぎましょう。

戸の寸法を決めるときに注意するのがサッシのクレセント(※3)の操作。

クレセントを回したときに内窓と干渉しないように。

出来上がったらレールにはめ込んで締めたときに前後の重なりの中心に『網戸用すみまモヘヤシール』を貼る。

両側の柱には、スポンジ製の「すきまテープ]を貼って完成。

すきまテープの代わりにレールを縦に貼るのもあり。

すべりが悪ければシリコンスプレーをレールにシュッと吹き付けると改善されます。

※3 クレセント:サッシを締めるカギ。

            ◇                    ◇

上記の二つの窓を組み合わせると、サッシ枠の結露まで止まります。

ピタッと締る精度の良い施工ができなかったとしても、断熱性能(熱貫流率)は2.1(W/m2・K)。

これは超高断熱窓ガラス(※4)に匹敵します。

※4 超高断熱窓ガラス:ペアガラスの片面が遮熱加工(Low-E)、中間層にアルゴンガスを封入した遮熱高断熱複層ガラス

            ◇                    ◇

外窓も開け閉めしたいという要望に応えるには、中級編に進みましょう。(編集中)

初心者入門編はこちらを参照してください。 → http://www.facebook.com/note.php?note_id=180767008676360

工房楽木 牧野 郁生さんありがとうございました。m(__)m

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