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【見学会探訪】木製建具の家

【みえスマ】プロ会員の落合建具さんのご自宅を見学してきました。
大工は、これまたプロ会員の矢田建築さん。
住宅街でひときわ目をひく、堂々としたお宅でした。

木造の在来構法。
地産地消(三重県材)・木枯し材・手刻みにこだわった住宅です。

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4枚扉の玄関を入ると・・・ |
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6畳もあろうかという大きな土間!!! 右側には奥行きの浅い靴用の収納と 奥行きの深いコート用の収納があります。 |
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一枚板の上がり框。 本当はもっと大きな板だったよう! 贅沢にも、斜めにカットし この部分だけを使ったそうです。 |

玄関を上がるとすぐに大きなLDK。
南側にも北側にも掃き出しの窓があり開放感バツグン!
風通しもバツグン!

とにかく広々。
写真中央の通し柱は、なんと!1尺。(=10寸=約30センチ!)
(一般的には、3.5寸(10.5センチ)や4寸(12センチ)角が多いので普通の柱3本分の太い柱です。(>_<))
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シンプルなキッチン。 後でカウンターを設置予定。 |
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長方形の白いタイルの壁で 照明器具ともすごく合っています。 |
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ダイニング横の畳スペース。 ゴロゴロと癒しの空間になる予定。 畳の下は引き出しを作成。 大きな収納スペースになりそうです。 |

一階にある主寝室。
この部屋も天井が高く大きな空間です。
歳をとっても一階で生活できるように、という要望がご夫婦の要望。
来客中も気兼ねなく2階や水周りに行ける様にプランニングされています。


2階は子供部屋2つのみ。
ベランダは室内に取り込まれています。
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以前「何でも質問箱」でも質問のあった木製建具。 口では説明しにくい(ーー;)のですが(見てもらうとわかるかな?) 建具の隙間を解消するように色々な工夫がされています。 さすが本職! 木製建具ならではの手触り、 質感。 やっぱりいいなぁ~。 |
では、建具いろいろ・・・
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友人だった工房道の鈴木さんに設計を依頼した時の要望は
・1階だけで生活が出来る
・生活観があまりないほうがいい
・瓦葺
・予算
だったそう。
仕事を通じて知り合っただけあって
お互いの要望や好みはわかっていたからこそのプランニング。
木を贅沢に使ったこの住宅。
間取りもシンプル。
年月が経っても家族と共に変化しそうな予感がします。
落合建具さん、矢田建築さん、工房道 鈴木さん、ありがとうございました。m(__)m