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【見学会探訪】吉野桧と和紙のあかり&完成見学会

吉野桧と和紙のあかり&完成見学会にお邪魔してきました。

まずは、ワークショップ主催の「あかり工房 吉野」の坂本さんより
暮らしの中のあかりについてお話をききました。

日中の高い位置からの明るい光、夕暮れの低い位置からのオレンジ色の優しい光、、、、本来はこの光を感じて生活しているはず。
でも家の中は均一に明るい蛍光灯ばかり、、、
確かに均一の明るい光は作業しやすいのだけれど、寝る前にリラックスしたい雰囲気の時には、、、?
光の色・方向・明るさで脳波が変化するというから、ビックリ(>_<)
作業するときには、均一な光の蛍光灯
リラックスしたいときには、優しい光の白熱灯
生活のシーンによってあかりを使い分けることで、体調を整えることも可能だとか。
ココでマメ知識♪
ホームセンターで売っている「調光器」(例えばこんなの>>)
スタンドなどの白熱灯(オレンジ色の電球)に取り付ければ光の明るさを調整出来ます。電気代の節約にもなるので一石二鳥。

続いて、「明日桧」鈴木さん・「中尾克治建築設計室」中尾さんより家についてのお話。
お施主様は初めから平屋を希望していたそうで、それに伴い相応の土地を探し始めるところから始まった家づくり。
設計の中尾さんは、まず始めに2パターンのプランを提案したそうです。
ひとつは、お施主様が考えていたものをまとめたシンプルなプラン、もうひとつは、まったく違う中庭を配置したコの字型のプラン。
南側の庭(プライベートな空間)、リビング、北側の庭(パブリックな空間)を上手く配置していくことで住みやすい空間が出来ていくそう。
部屋の配置も、北側の玄関⇒リビング⇒個室⇒水廻り・・・と、玄関から奥へ行くほど高プライバシーな配置にしているそうです。
例え、お施主様の家でも、自分が住みたい家を設計するのがモットーの中尾さんです。

シンプルなキッチン。
ロールスクリーンを開けると道路側。
意外に遠くまで見渡せて、眺めがいい!

座談会。自然に輪が出来て諸々の話で盛り上がる。
お施主様とこれから計画中の方、もう少しで着工という方。
ちょっとの疑問も気軽に聞けたり、今までの体験もきけるのがすごくプラスになります。
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こちらでは、無垢の床材談義。 乾燥する冬は、500円玉が立つくらいに 隙間が開きますよ、と中尾さん。 |

子ども部屋。将来は2つに仕切ることも考慮に入れての配置。
少し小さめ(2つに仕切るには、、、)かも知れませんが、個室にこもらないようあえて小さくしたそうです。
出入り口の障子は、奥様の祖母の家を解体するときにもらってきたものだそう。
新しい木と古い建具。今は全然違う風合いですが、きっと数年したらいい感じに調和しそうです。

廊下の収納は、ロールスクリーンで目隠し。
洗面台も白のタイルとオープンな収納でシンプル。

施主同士のつながりを大事にしたいと明日桧の鈴木さん。
確かに同じ悩みや苦労(?)を持つ者同士が気軽に話せる機会があると心強いです。
この日も、「建ったら是非来てくださいね~」という会話が。
どうやって予算を削るか、、、(>_<)などの、経験者からの心強いアドバイスもあり
ココでしか聞けない話しもアリ、、、施主同士でこういう関係が築けたらいいなぁ~と感じたワークショップでした。