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【BOOK】「9坪の家」★★★★★

9坪って、どのくらいの大きさが
わかりますか?
畳18枚。
6畳3こ分。
一階がこの大きさです。
一階が9坪、二階が6坪、あわせて50㎡弱の大きさの家。
そこに家族4人が暮らすとしたら・・・
集合住宅ではありえる大きさでしょう。
でも、一戸建てで9坪というとかなり狭い!
そんな「9坪の家」を
建てる事となった施主・萩原さんの書いた本です。
本文に入る前の「はじめに」の部分で
~~(引用)
家づくりにもっとも必要であり、大切と思われる「誰に頼むか」
という問題が最初にクリアされていたのが大きい。
~~~
そうなんです!!!
「誰に頼むか」をクリアに出来たら
家づくりはスムーズに進むんです。
半分くらいは進んだといってもいいくらいです。
9坪といっても
この住宅侮れません。
「THE 究極のシンプル」だと思います。
(デザインは「無印の家」に似ています。)
9坪ですから
暮らしもシンプルにしなければ
収まりきれません。
でも、実は難しい。。。
~~~(ここから引用)
この本が、家をこれからつくる人はもちろん、
自分の住まいに疑問を持っている人の
参考になれば幸いだ。
あきらめないで、ちょっとした発想の転換で、
毎日を気持ちのいい空間で過ごすことができる。
なんだ、家なんてこんなんでいいんだと感じてもらえれば、
うれしい。
~~~(引用終わり)
本の「はじめに」の部分に書いてあります。
萩原さんにとって
大満足の家だからこそ
書いたのだと思います。
この本を読んでいて
「30代夫婦のリアルタイム家づくり日記」を
読んでいる気分になりました。
2000年に出版された本ですが、
まったく古臭くなく
何度読んでも参考になりました。
「9坪の家」
萩原 修
廣済堂出版
【目次】
はじめに ある家との出会い
第1章 柱からはじまった家づくり
第2章 再現された最小限住宅
第3章 スミレアオイハウス・プロジェクト
第4章 条件付きの土地探し
第5章 35年ローンの契約
第6章 リ・デザインという試み
第7章 生活をデザインする
第8章 家ができる現場
第9章 オープンハウス
おわりに 小さな家からはじめよう