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「保険についてちょっとだけまとめました」

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建物以外にかかる費用、そのうち、保険についてまとめておきます。
少し難しいお話かもしれませんが、ローンを組む場合に火災保険の加入が必要になる場合もあります。
ローンを組まない場合でも、万が一の事を考えた火災保険加入の検討材料にして頂ければと思います。

1.火災保険の種類・・・火災保険の種類には主に2通りあります。

・一般の火災保険
火災、爆発、落雷、風・ひょう・雪害などによる損害を対象にしています。
・総合火災保険
一般の火災保険の対象損害のほかに、水漏れ、外部からの物体の衝突・落下、水災、など幅広く対象としています。
オプションで付加するもの、しないものを選択できる場合もあります。

我が家の場合…
「小高い山の上で近くに河川がなく、地滑り等の危険区域でもない」という立地条件から、水害は見込まれないということで、水災に対しての補償は付けていません。その分掛け金が少し安くなりました。
※実際に契約する場合は、個々の契約内容が違いますので、保険会社担当者に確認してください。

 

 

2.火災保険の保険金額の設定・・・建物が全焼した場合に保険会社から支払われる保険金額の算出方法には、2通りあります。

・「時価」設定方法
建物の経過年数により減少する建物の価値を基準に、算出します。「その建物の現在の価値はどれ程か」を基準に算出されます。
特に中古住宅の場合注意が必要です。
例えば、新築当時1,800万円の建物が15年経過し、1,400万円の中古住宅の場合。
保険金額(全焼した場合に支払われる金額)は、契約時の建物の価値=1,400万円となります。
不足分400万円は自己負担となります。
・「新価(価格協定保険特約)」設定方法
同等の建物を再建築した場合の費用を基準に算出します。「その建物と同等の建物を新築するには、いくらかかるか」を基準に算出されます。
その算出方法は、新築時の価格が判るようであれば、その価格。
判らなければ、通常は「面積×都市別指数 ±20~30%(保険会社独自のの調整分)」という計算で算出します。 
(これは、算出方法の目安ですので、保険会社によって多少の差は生じます。) 
同じく、新築当時1,800万円の建物が10年経過し、1,400万円の中古住宅の場合。
保険金額(全焼した場合に支払われる金額)は、同等の建物を再建築するのに必要な金額=1,800万円となります。

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上記の方法で算出された保険金額を上限に、出来るだけ満額に近く、払える範囲で決定するのが良いと思います。
保険金額を低く設定すれば掛け金は安くて済みますが、あまり低く設定すると、万が一の時に支払われる保険金だけでは足りず、自己負担が多くなってしまいます。

 

我が家の場合…
最初に申し込んだ保険代理店が、「時価」算出方法で算出し、保険金額がローンの額1,200万円に満たなかった。
(なにせ築31年ですから。建物の価値はほぼ半分に減少しています。)
その結果、ローンの申し込みが出来ないという問題が起こりました。
その保険会社では築30年を過ぎた建物に対し「新価」での保険は組めないとの事。
急遽保険会社を変更し、「新価」で算出してもらい、1,200万円の保険金額で総合火災保険に加入しました。
この辺り、各保険代理店の有資格にも関連があるようです。

 

最近では、この「新価」で算出する方が多いようですが、特に中古住宅の場合、「新価」で保険金額を設定してもらうよう、確認した方が良いようです。

 

3.地震保険
地震保険単体では加入できません。
火災保険の契約時に、同時に加入する必要があります。
火災保険の保険金額の30~50%で保険金額を設定することが可能です。
地震が原因による火災については、火災保険ではなく、地震保険の対象となります。
火災保険だけでは支払われない部分になるので、併せて加入を検討する必要があります。

 

我が家の場合…
火災保険の50%つまり加入できる保険金額満額で加入しました。

それぞれの保険の掛け金(保険加入のため保険会社に支払うお金)は、建物の構造、つまり建物の築年数・延べ床面積・建築構造(耐震性や耐火性)によって決まります。

 

耐震性・耐火性が高い建物ほど、掛け金は安くなります。

 

保険会社によっても違いますので、保険会社選定の目安になると思います。

 

保険会社や保険の種類によって、保険金額・掛け金・補償内容がそれぞれ違います。
自分の住まいに合った契約内容を、保険のプロと良く相談し決定してください。
事前に少しでも知識を得て相談にのぞめば、保険業者さんもより詳しく教えてくれると思いますよ。

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