記事の詳細

「工事までの1カ月で決めた事5 引き戸」

見学させていただいたレポートはこちら>>

【見学会探訪】雑貨大好き主婦の平屋リフォームの家

大西さんブログ「おうちノート~自分スタイルでいこう♪住まうこと暮らすこと」>>


引き戸の特徴は、開口部のスペースが確保できる事。

狭い廊下や開口部を広く取りたいスペースに採用します。
引戸には、いろいろ種類があり、開口部の広さや開き方によって使い分けをします。

下にまとめてみました。

hikido.gif

最近では、壁を有効利用するため、扉を壁の中に隠してしまう引き込みタイプもみられるようですが、修理や掃除のしやすさから、我が家では一本引きを採用しました。

リフォーム業者さんに頼むと、1枚10万円~12万円と言われた木製の引戸。

我が家には引き戸にしたいお部屋が3つ。トイレと納戸と脱衣所。

全部で30万円~35万円の予算になります。

これをなんとか抑えたい!

以前から気になっていた建具屋さんがありました。

母屋と隣接し、明らかに個人で営んでいる様子。

母屋の窓も作業所の窓もドアも、全て木枠で出来ています。

おそらく建具屋さんであろうと思い、勇気を出して声をかけてみる事にしました。

「こんにちは。こちらは建具屋さんですか?」

「あぁ、そうやけど?」

(こちらを向いたおじさんの顔に、直感!ここだ!!)

「おじちゃん、室内引戸を木で作りたいんやけど…予算は5万位。出来る?」

いきなりの質問に相当戸惑ったようです。

「ん~、材質にもよるがね、どんな感じのが作りたいの?」

「木で。ガラスをはめたいの。」

「今時珍しい子やね、どんなのがいいかきちんと絵でも書いて、出直しておいで。」

いきなり訪ねてきて、5万円でドアを作れという変な子。やっぱり信用されてない感じでした。

週末のアポを取り、デザイン画を用意して、今度は旦那を連れて。
再び建具屋さんを訪ねました。

リフォーム業者さんに頼むと、1枚10万円程度かかると言われたことを告げ、デザイン画を見てもらいました。
手書きの簡単なデザイン画でしたが、ドア枠のサイズ、ガラスは落とし込みで2枚にすること、塗装は自分ですることなどこちらの要望を告げると、

「奥さん、本気みたいやね。よし!やろう!」

と快諾してくれました。
「予算はもう少しオーバーするかもしれんけどね、ちょうど余った付き板もあるから、出来るだけ安く作れるように勘考しよう。」

ん~、ワクワクしてきました。

次の週から作業所に通います。

扉の素材、レールの仕様、取っ手の形・色、ガラス、ガラスのはめ込み仕様、全てを相談して決めていきます。

ついでにオークションで落札したドアのサイズカットもお願いしました。こちらも快諾。

こんな時、詳細な仕様については専門家に任せた方が良いですね。
「こんなのもあるよ、こんな形にも出来るよ。」

といろいろ教えて頂きました。

建具屋さんんと一緒に作った引き戸作業中は何度も建具屋さんを訪れ、打ち合わせをしたり、時には機械や工具も拝見させて頂きました。

完成した引き戸はこちら。→

現場に何度も足を運び、相談し、業者さんと一緒に創り上げていく。

これは、扉一つにしても、住まい全体にしても、とても重要だと思います。

玄関ドアと室内ドアの手配も済みました。
ここでの経験は、私にとっても非常に興味深いものになりました。

詳細はまた、実際の作業に入ってからの内容のところでお話しますね。

さて次回、いよいよ解体工事が始まります。

それは驚くほどに、あっ!という間の出来事。

事前の打ち合わせが必要となります。

関連記事

ページ上部へ戻る