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以前、ご紹介した「建築家が建てた幸福な家」の続編です。

建築家が建てた家が

十数年後にどうなっているのか?

絶対気になると思うのです。

前作よりも個性的な住宅が続々登場!

(まえがきより)

竣工したばかりの住宅は、

建築家の哲学や気負いが強すぎて、
建築家の作品としてみれば

すばらしいのかもしれないが、

歳月をかけて住み込んできた

住宅の魅力にはかなわない。

この本の中で、一番印象的な言葉は

建築家の長谷川逸子さんの言葉。

「私の設計した住宅は、どれも竣工事よりも

今のほうがずっとよくなっているのよ」

すっ、すばらしい。

自分と波長の合う、こういう建築家に出合ってみたい。

他のお宅では、

(本文より)

冬寒かろうが、夏暑かろうが、多少雨漏りしようが、
見た瞬間、「こういう空間に住みたい!」と思わせる

強烈なインパクトをもった家がある。

(本文終わり)

縁あって、建築家の建てた家を所有することになった家主。

「こんな家に住めたら、僕の人生観は変わる!」

と確信したそうだ。

どんなに他人からみて

使いづらい間取りでも、

本人が良ければすべてOK。

そういえば、超有名な安藤忠雄さんの「住吉の長屋」も

トイレに行くのに、雨の日は傘をさしていかなければ

ならなかったっけ。。。

そんな住み続けられて「名作」となった家が

どんな風に住まわれているのか。

生活観が感じられる文章と写真で紹介されています。

建築雑誌では、

新築ばかりで住人の生活観が感じられない。

きれいな家という器でなく

住宅と言う家族が住まう空間が感じられます。

長い年月の中で

家族の変化に対応してきた住宅。

住み続けてこそ名作住宅なのです。

「世界でたったひとつの我が家」

松井晴子【著】
エナスナレッジ

【目次】

 硬質な素材を使った家は

 住み手と年月の力で柔らかい表情に

 桑原の住宅◎築26年/設計◎長谷川逸子

 住人が変わってもインパクトを与え続けている

 大きな階段のある家

 STUDIO STEPS◎築27年/設計◎山本理顕

 建築家のコンセプトを守り続けてきた

 遊び心のある家

 積み木の家Ⅰ◎築26年/設計◎相田武文

 三世代同居のよりどころになった

 根付き丸太のある家

 塚田邸◎築25年/設計◎六角鬼丈

 素材のテクスチュアが今も感じられる

 コンクリートブロック造の家

 夫婦屋根の家◎築38年/設計◎山下和正

 他19宅


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