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【BOOK】「ぼくらのいえができるまで」★★★★☆

(本文「はじめに」より~)
家を建てるって、大方の場合は土地を探すところから始まります。
「どんな家?」の前に「どんな町?」。
そして、実はそのもっと前に「どうして建てるの?」があるんです。
「そんなこと言われてもなぁ~」というわけにはいかないのです。
だってびっくりするような借金をするんですよ!
(引用終わり)
この本では、まさに家を建てたいと思った動機から
土地さがし、設計者さがし、設計、着工、引越しまでの
ドタバタ(?)をぜ~んぶ書いてあります。
まるで、「リアルタイム家づくり日記」のような感じ。
(本気でaibonも本出せるんじゃない?!と思ったほど。。。)
「どうして建てるの?」→「どんな町?」→「どんな家?」
こんな風に順番に進むのが理想ですよね。
ふたりで「家ノート」をつくりあげ、
おかげで、オットの一番のこだわりが「日当たり」だとわかり、
理想の家の項目に「コンパクトな家」をあげていたというから
感心、感心。
(なかなか、”コンパクト”というキーワードは出てこないですよね。)
(本文より)
コンパクトだけど自然素材の家、という「好み」は、
私たちなりの「ぜいたく」。
そして、私たちの家の個性になっていくんだとと思います。
(引用終わり)
ここまで、進む方向がぶれない家づくりというものも珍しいのでは。
きっとお二人のめざす家のカタチが一緒だったから?かなぁ
と考えてしまいます。
家づくりを最初から最後まで書いた本です。
とにかく読みやすい!
「僕らの家はこんな家です」と紹介しては無いけれど
なかなか住みやすそうなお家。—–と、勝手に想像。
お宅訪問が好きな私は、
家の写真をもうちょっとみたかったな。と欲張りな希望です。
川上夏子【著】
書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)【発行】
【目次】
最初のとっかかり。
①ふたりミーティング開始。
②運命の土地。
③運命の土地、おあずけ。
④家の話、はじまります。
⑤基礎工事です。
⑥木工事です。
⑦壁塗りの長い旅。
⑧外構と仕上げの話。
ふりかえって。
引っ越しました。