記事の詳細

帯より~

豊かな人生は、家の中にある。

毎日使う茶碗のように

使うほどに手触りのよくなる家がいい。

あなたには「家」について

語れる物語、ありますか?

~引用終わり

以前紹介した

「建築家が建てた幸福な家」の著者、松井晴子さんの本です。

ワタシなどは「手触りのいい家」っと

聞くだけで、あ~触ってみたい!住んでみたい!と感じてしまいます。

ビニールクロスと合板で出来た家に住んでいるせいか

最近、仕上げなどの材料などがとても気になっています。(-_-;)

本書では12人の建築家と24軒の手触りのいい家が紹介されています。

単なる住宅の紹介の本ではなく

建築家の住まいに対する考えや

実際に何年も住まれている施主の考えなども紹介されています。

この本で紹介されている12人の建築家、住宅に対する考え方はそれぞれ。

例えば、

中村好文さんは

「依頼者が言葉にできなかった想いを形にする。それが僕の仕事の基本なんです。」

竹原義二さんは

「多くの家は便利すぎて、快適すぎて、人間の生存力を弱くしている。

だから自然が体感できる家を大事にしたい。」

吉村篤一さんは、

「町の地模様になるような、地味だけど長く行き続けられる住宅を作っていきたい。」

など。

施主が100人いれば100通りの家が出来る。

自分の愛着の持てる家に巡り合うには、どんな建築家に巡り合うかが重要です。

ぜひこの本を読んで

どの住まいに対する考え方が、自分に合っているのか

考えて欲しいと思う一冊でした。

「住宅の手触り」

松井晴子【著】

扶桑者社【出版】

2100円

2007/11

関連記事

ページ上部へ戻る