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ご存知、経済ジャーナリストの萩原博子さんの

書かれた本です。

えっ?知りませんか?

「お財布救助隊」とか、

「家計診断」なんかで

よくテレビに出演している方です。

その荻原さんが

理想の住まいづくりに

紆余曲折・・・いやいや、七転八倒する様子が

書かれた本でした。

荻原さんが、自分の家を持ったのは

3件目。(~o~)

一軒目は、外観に引かれて衝動買いしたテラスハウス(長屋のようにつながっている物件)。

二軒目は、土地面積と部屋数を重視した中古物件。

どちらも様々な問題から長居できず、

今回の「理想の住宅」を造ることになったのです。

「今度の家のコンセプトは、丈夫で長持ち、心地いい家」

を目指し、木造の伝統構法で造ることになるのですが

使うのは「暴れん坊の栗

のちのち、「栗」を選択したことで

職人さんを泣かせ、予算もはるかにオーバーし、

自分たちも泣くことになるのです。

とても印象に残ったのは、

「なによりもみなが望んでいるのは、苦労をしないで家を手に入れることで、その要求を、今の住宅メーカーは確実に満たしてくれていることだ。

お金さえ出せば、冷蔵庫がカタログで注文できて、届いたその日からアイスクリームが食べられるような、そんな快適さで、住宅メーカーはマイホームを届けてくれる。

~中略~

施主が、背広やハイヒールで現場を見に来られるのも、すべてを住宅メーカーが請け負っているからだ。それだけ、至れり尽くせりなのだから、そのぶん、利益が上乗せされていても文句は言えないだろう。

~中略~

料金を明瞭にしたいなら、住宅メーカーを頼らずに、自分で家を建ててみることだ。」

なんとも、腑に落ちる一言でした!!!

簡単に!わかりやすく!なんでもお任せ!で出来るから

住宅メーカーの家は割高なんですよね。

言われれば当たり前の話なんです。

安くしようとするなら、自分がその働かなきゃいけない。

こんなに苦労して、職人さんを身近に見ていた荻原さん。

「そう、最後に、私たちには、予想以上に大きく膨れ上がってしまった借金が残った。

けれど、それも、私たちのために苦労してくれた職人一人ひとりの顔を見ていると、すべて帳消しになる気がした。」

本来、家を建てるとはこういうことなんだ!と実感した一冊でした。

「職人を泣かせて建てた三〇〇年住める家」

荻原 博子【著】

角川書店【出版】

571円【価格】

2001/2【発行】

 


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