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サブタイトルは

~設計コンペで家をつくった建て主たち

   -10のサクセスストーリー

なかなか自分の思ったような家づくりができない・・・

展示場を回ってみたけど、ピンと来ない・・・

雑誌で建築家も知っているけど、敷居が高い・・・

どうアプローチすれればいいのかわからない・・・

いろんな理由で

建築家と家を建てることを諦めてしまいます。

本当はハウスメーカー・工務店と同等な選択肢として

「建築家と家を建てる」という項目があってもいいハズ。

この本は

「設計コンペ」としてインターネットで

設計を募集し、

様々なタイプのプランから

選択し、

家づくりをされた方のストーリーです。

インターネットで募集する「設計コンペ」。

施主の要望は一通りでも

実にイロイロなプランが出来上がってくる!

実際に何組かの建築家と面談して

話しを聞き

その中から選択するプロセスを一冊の本にまとめてあります。

中でも私が興味深かったのは、

施主が要望書に「モダンな家」と書いたら

箱のような外観の家が何件か出来ていて、

施主が「私たちの言葉が足らなかったんだな・・と反省しました」

——-という一文。

イメージを伝えるということが

いかに難しいかを再確認しました。

残念ながらボツになったプランも

なぜ選ばなかったのか?ということもざっくばらんに語られていて

良かったです。

一枚の要望書から

建築家の方々がイメージを膨らませ

何を一番のコンセプトとしてプランしているのか。

何を大切にしているのか。

そんに建築家側ののプレゼンと

施主側の本音。

両サイドから住まいについて考えられる一冊です。

「建築家と家をつくる愉しみ」

阪本 徹也【著】

TOTO出版【出版】

1429円【価格】

2002/2【発行】

 

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