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【BOOK】「いごこちのいい家に住む!」★★☆☆☆

「家を建てよう!」と思ったときに
何を考えますか?
お金? 場所? 間取り?
色々ありますよね。
自分がどんな空間に居ることがいごこちがいいのか?
・・・考えたコトありますか?
ついつい雑誌に出てくるような
ライフスタイルを夢見ていませんか?
スッキリでなぁんにもない部屋が素敵だから、
実際住んでみたけど
なんだか落ち着かないことありませんか?
著者いわく
「家のいごこちの良さは、
物の量が多いか少ないか、
家が広いか狭いかには関係ないのです。」
「気持ちがすみずみまで行き届いている家なんです。」
そうか!
雑誌に出てくる家が
あまりに生活観がなくてシックリ思えなかったのは
これのせいかも知れない。。。
「一年かけて、吐き気がするほど考え抜いて完璧だと思ったのに
いざ住んでみると不満なところがいっぱいでてくるのよね」
と語る友人のエピソード。
衝撃的ですね!
考え抜いたのにまだ不満が出てくるなんて!
家とはプロセス。
住み始めてから、住み手がかかわれる家の方が
いごこちが良くなっていくのかも。
(^^♪
本当は、間取りや設備よりも
自分にとっていごこちの良い家とは何か?
を先に考えなければならないのかもしれません。
著者は「捨てる技術!」の辰巳 渚さん。
てっきりすべてのものが収納されている家に
住んでいらっしゃるのかと思いきや
中古住宅を少しずつリフォームして
好きなものに囲まれて暮らしています。
家や物への愛着が
心地よさに繋がっているようです。
自分がくつろぐ家づくりのヒントにどうぞ。
辰巳渚【著】
大和書房【出版】
1500円
2003/4【発行】