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【BOOK】「住宅に空間力を」★★★☆☆

まず、「どんな家が欲しい?」と聞くと
「広いリビングに、子供部屋が2つ、、、、
日当たりが良くて、明るい家。。。」
なんて答えてしまいます。
家づくりと言えば
敷地や資金の関係から、およそ何坪くらいの家。
家族構成から、部屋数はいくつ。
~と必然的に決まることの多いようです。
住まいというものに「広さ」や「設備」などだけを求めるのではなく
「家族それぞれの暮らし方」を考えて欲しいと思うのです。
例えばこの本には
・ながめがいい妻の机の場所
・あきあきの子供部屋
・夫が活躍するオープンキッチン
など、生活する場面での設計のヒントがたくさんあります。
数字で言ってしまえば、4LDKと片付けられてしまう住宅も
色々な工夫や想像力で
より豊かな空間になるということが実感できる一冊。
(本文より)
家族の生活を
イメージして設計する
身体に馴染む素材を使い
住むためのくふうをする
できあがった住宅は
時間とともに表情を変え
家族の生活に馴染んでゆく
それは 世界でひとつの
大切な (わが家)に育つ
(引用終わり)
より豊かな空間を探すヒントに!
「住宅に空間力を」 ~住まいかたと住むくふう
三澤文子【著】
彰国社【出版】
1800円
2000/8【発行】