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【リレーコラム】今年はIT活用サポートにも注力します

今回のコラムは、建築業者様に向けて。
NPO法人三重すまい・くらし相談室では、2016年を「住まいづくり・街づくりに関する情報化促進事業」強化年間として、三重県下の建築関連業者様向けに、「情報発信のためのIT活用講座」、「ITちょこっと相談」など、開催しています。
webでの情報発信の利点は、会ったことがない方にも、情報を届けることができるという点です。
お家を建てたいと思っている方や、その情報を探している方に、届けたい情報を届ける為の情報発信。
SNSやブログを活用することにより、ホームページの会社概要だけではなく、会社の理念、現場で心がけている事、経営者様や従業員の皆様の家づくりに対する「心意気」や「思い」も伝えることが出来るのです。
そして、未だ出会えていない御社のファンを作り、繋がることが出来る。
もともと、現場や工場での作業が主となる建築・建設業界では、IT化が遅れていると言われています。
人手不足の問題もあり、こと情報発信に関しては、技術や情報を取得する時間や機会が不足しているとも。
現場作業を進めながら、IT活用の為の技術習得に時間を割くのは、なかなか困難ですね。
しかし、IT化を整える事で、見積もり作成や現場作業者・管理者と内勤作業者とのやり取り、図面の確認など、様々な作業に於いて時間短縮を実現できるのも事実です。
人手不足の問題も、個々の作業時間を短縮することで、緩和できる利点もあります。
大きなシステムの導入は、さしあたって必要ありません。
文書作成のちょっとしたコツ、検索のコツ、文書整理のコツを知るだけでも、十分時間短縮につながります。
・今まで30分かかっていた見積もり作成を20分で終えることができれば…
請求書、納品書など、月5回の文書作成をするとして、10分×5回で月50分の短縮。
・ファイルを探すのに2分かかるところ、1分で探すことができれば…
月20日勤務・1日1回ファイルを探すとして、月20分の短縮。
これだけで月70分、従業員数5人の企業なら350分、約6時間の時間短縮が可能です。
上記の例は、単純な算出方法ではありますが、このほかにも、IT化をほんのすこし進めるだけで、短縮・節約できる時間はたくさんあります。
この時間を、情報発信に充ててほしい。
未だ出会えていない、御社のファンに出会うために。
そして何より、御社から発信した情報は、施工業者主導になりがちな家づくりにおいて、自分の力で選択できる施主として知識や情報を探し求め、自分らしい家づくりをしたいと考える皆様の手助けになるはずなのです。
その為に、建築関連業者の皆様にも、ITに少しだけ強くなってほしい! そう願っています。
2016年のみえスマ. は、建築関連業者様を対象に、情報発信・IT化サポートに、注力していきます。