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前回のNEWSで紹介した「住宅完成保障制度」。

色々なHPを見たものの、

実は理解できていませんでした。

(~o~)

そこで、

「どんぐり会」でお世話になった

宮本建築 鈴村さんと、明日桧 鈴木さんに

質問してみました。

  • そもそも「住宅完成保障」は、保険の商品なのですか?

   例えば三井海上火災保険なんていう保険屋さんで、加入するのでしょうか?

    

   答えは違います。 国土交通省認可の保険会社です。
   いわば、工務店・住宅メーカー用の保険会社です。
   
   建物が完成してから入るようなものとはまったく別物で保障会社は現在4社程度です。

  • 「住宅完成保障制度」に加入しないと、工事の中間金などが銀行から降りない・・・とのことでしたが、

   HPにはそういう記述が載っていないのですが、それは工務店さんと銀行との内々の取り決めなんでしょうか?

   現在の不況の中、

   手付金を払ったものの、倒産。という事態がありました。
   そこで国の判断として、そもそもそのような大きな金額を銀行がメーカーに出すからいけないのだという事になりました。

   (消費者保護目線から)なので、
   各銀行は工務店A社問題ない会社。
   工務店B社やや危ない会社とあった場合。
   A社なら、中間金出せますがB社はちょっと・・・・なんて窓口で言ってしまったら、工務店の営業妨害になりかねませんので、

   基準として完成保証を加入している業者はということになっているそうです。

   各銀行対応策の一環としてやられるそうです。
   これは、工務店と銀行間の話になるのでしょうか。

  • 設計事務所+工務店の仕事の場合、どちらかが倒産したときにも、保障はしてもらえるのでしょうか?

 

   設計事務所と工務店での施工の場合の件ですが
   設計事務所が施工業者である場合は同様です。

   設計事務所と工務店で仕事をする場合の区分として

   1 設計事務所が図面を書き、申請等の手続き(法的管理)を行い
     工務店が施工し、施工管理を行う。

   2 設計事務所が図面を書き申請等の手続き(法的管理)と施工管理を行い
     工務店が施工を行う

   と大きく分けて2つなのですが、1のパターンが多いので、あくまでこの保険は施工業者がかけるものです。
   設計費はそのほとんどは着工前に支払われるものです。
   図面があってこその着工なので、設計士さんの仕事は着工前にそれこそ7割終わっています。
   ただし、施工業者が設計士を抱え、施工+設計の場合は、設計費を含めた請負金額なので、その限りではありません。

   全額保障されたりする事は少なく、一部について補償されるようです。

ありがとうございました。m(__)m

読者の皆さんも、疑問質問がありましたら

どしどしメールくださいね♪

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