| 【BOOK】「我輩は施主である」★★★☆☆ |
| 作者 minami | |||||
| 2009/05/29 金曜日 14:49:17 JST | |||||
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「我輩は施主である。 家はまだない。 これから建てる。」 という1文から始まる。
これは、何処かで見覚えがある文章やな・・・ と思いつつ進んでいくと
なぜだか 今までの住まい関係の本とは違った スラスラ感で、読めてしまう。
これはもしや小説??? (しまった!!!) しかし、何かしらリアルな感じ。 「タンポポハウス」「ニラハウス」「F森教授」「M伸坊」 ・・・聞いたことあるし。
あとがきを先に読んでみると 「この小説はフィクションであり、 実際の人物、団体とは何の関係もありません。 とはいうものの、建築探偵の藤森照信さんが、 このたび日本芸術大賞をもらってしまった。」 などと告白している。
要は、現実の建物はノンフィクションだけど 文中の会話などがフィクションということなんでしょう。
登場人物もかなり個性的。 縄文人のような設計のF森教授 ロイヤル不動産のオペラの婦人 駅前の不動産屋のY田の親分 ・・・勝手に、あだ名を付ける所も「坊ちゃん」そっくり (;O;)
家もかなりの個性派で、 屋根に「ニラ」を植えてしまう!!! なんて事になるわけです。 ちょっと想像できないでしょうが、 そういう風景を全部文章で表現しているところが またスゴイ! すまい本によくある写真や図解説明は一切なし。 文章だけで、想像出来ちゃうのです。
どこまで本気でどこからが嘘なのか よくわからない教授と 施主のやり取りも笑えます。 なにより経費節減といいながら 丸太削りに本気になったり ニラを植えたり。。。 どこか楽しそうな施主本です。
屋根のニラとたぶん超個性的な茶室の写真を 一度見てみたい! 教授宅の「タンポポハウスが出来るまで」という本にも興味が湧きました。
「我輩は施主である」
赤瀬川原平【著】 読売新聞社【出版】 1500円【価格】 1997/8【発行】
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| 最終更新日 ( 2009/05/29 金曜日 14:54:59 JST ) | |||||