記事の詳細
【疑問アレコレ】無垢材の床って手入れが大変なの?

【aibonの素朴な疑問】
無垢の木を使った床。木の香りと肌触りが気持ちよくて憧れます。
しかし「手入れが大変!」と聞きました。
実際にどんな手入れが必要なのでしょうか?
合板のフローリングとの違いも教えて!
【minamiより】
無垢の床材ってあこがれますよネ~♪
私も15年前に新築したときには、
今ほど選択肢がなく、とても高級なものでした。
(今流行のシンプルナチュラルな床材などなく、
ゴージャスな落ち着きのある無垢床材という感じでした。)
だから、ウチはフツーの合板床材。。。
まず、フツーの合板床材のお話。
床材の厚さは一般的に12~15mm程度。
そのほとんどが合板で出来ていて、
表面に1~2mmの薄くスライスした木が貼ってあるもの。
表面にはピカピカツルツルした塗装がしてあるから
汚れ・キズに強い!のが特長でしょうか。
お手入れもさほど手間はかかりません。
表面がツルツルしている分、液体がしみこみにくいので
少々のことは大丈夫です。
しいて言えば、半年から1年に一回のワックスでしょうか。
手触りは・・・木の柔らかな感触は期待しないでください。
香り・・・当然ありません(-_-;)
冬の二階は、寒い!
超冷たい!
足の裏から冷えてくる感じがします。
無垢材のお話。
床材の厚さそのものの「木の板」です。
表面に塗装などの加工がしていない分、柔らかいです。
だから、キズか付き易いし汚れます。
(木の種類=硬さにもよるでしょうが、結構キズつくらしいです。)
年月が経つほど、色が変わります。
(いい味が出てきます。コレも魅力♪)
「柔らかい=手触りがいい=暖かい=キズつきやすい=汚れやすい」
表面に塗装がしていないので
木が湿気を吸ったり、吐いたりして湿気を調節します。
しかし!これは良い事ばかりでもありません。
湿気を調節してくれると言うことは、
木が伸縮すると言うことです。
それは、季節によって大きさがかわります。
木の隙間が開いたり、閉じたりします。
(隙間にゴミがたまりやすい・・・なんて事も。)
木が反ったりもします。
ある程度伸縮の程度を予想して施工しますが
予想以上の伸縮がある場合も出てきます。
メンテナンスは、
-
ゴミやホコリを取り除き、固く絞った雑巾で拭く。
-
木の呼吸を妨げない植物性のオイルや蜜蝋ワックスを薄~く塗ります。
昔は、めか袋で拭いたりしていました。
-
小さなキズは、サンドペーパーで削ります。
汚れやキズの程度の許容も人様々なので
お手入れの頻度が変わってくるのかも。
蜜蝋ワックスは半年に一回くらいの塗装なので、
フツウの合板床材と変わりませんね。
できたら、数年たった無垢材の家にお邪魔すると
どれくらい変化するのか想像できますよね。
キズや汚れがどうしても気になってしまう~(~o~)
と言う方には、オススメできません。
キズや色の変化も我が家の歴史!と思って
無垢材と付き合ってください。
最後に、ワタクシminamiなら・・・
価格と相談しながら無垢材を選びたいですね。
1階は、犬もときどき走り回るので(~o~)、固めの床材。
2階は、コスト面を重視して、暖かい肌触りの床材にしたいです。
参考にしたサイト
建築士や工務店、大工のみなさま。
実際に無垢の木の家を作られてのご意見などありましたら
ぜひぜひ、コメントの書き込みお願いします。m(__)m