記事の詳細

構造見学会とは、どんなものでしょう?
「構造見学会」初体験のminamiが行ってきました~(^o^)丿!
1.jpg
柱や梁がむき出しの、まさしく「構造」丸見えの状態です。

中に入ると壁がない状態。

建物の向こう側まで「丸見え」です。

2.jpg

 一階は、ちょうど土壁の中の「竹仕舞」の作業中。

「一般的な木造とどこが違うのですか?」という質問に

「ぬきが3枚出なく、5枚使ってるんや。だから、横の力や

ひねる力に強いんや!押してみ!」と、亀井さん。

 

ずんずんと壁を押してみると、びくともしない。

普通の「筋交い」(柱と柱の間にある斜めの材)の工法とは違いますね!

土壁と最小限の金物を使っているのが特長だとか(^^♪。

 

4.jpg

作業中の「竹屋さん」

亀山からこられているそうで
近くに9軒あった竹屋も今では

6軒になったそうです。

 

でも、仕事は多く、去年の秋くらいから

休みなしだそうです。

ご苦労様です。m(__)m

 

他県の人から見ると三重県は土の家ができて
羨ましいって聞いたことがあります!

5.jpg
 6.jpg

屋根の先っちょの軒裏にあるこの隙間!
見えます?

ここから空気を入れます。

軒先から入った空気は、暑くなり

上に上ります。 ⇒

 

そして、垂木の三角の隙間を横に伝って

屋根の横から出します。

空気の入り口、出口を確保することによって

温まった屋根の空気を外に出し、
室内に伝わるのを防ぎます!
ここに手を当てる・・・・と、
暑い空気が出ていました~)^o^(!

 

7.jpg 8.jpg

二階の小屋組。 丸太が大きいね~!

 

登り梁を使うことによって

天井がすっきり。

(コレが二階の天井になります。)

普通は垂木という細い材が

もっと細かく入っています。

 9.jpg

 太いけやきの大黒柱が、束石に乗っています。

伝統工法の一つです。

材木屋さんに、予算を伝えて置くと
「いいのがあったから!」

本来なら予算の3倍もする
高価な材を見つけてくれたそうです。

信頼関係あってのサプライズ!

お客様はラッキーです!

造家工房・亀井のこだわりは・・・・。

「国産の木を使うこと」

以前、解体工事をしていて

隣り合う「国産杉の赤身」と「米松」があり、

やわらかいはずの杉ではなく、アメリカの米松が

シロアリに食べられていたそうです。

やはり、国産の木の方が風土にあっているのだと確信したそうです。

やはり安心なものをお客様にはオススメしたい!ってことで
それから国産を使うようにしているそうです。

「大工にしかできない強い間取りの提案」

「実は、間取りにもちょっと自信があるんや!」という亀井さん。
普通だと南側に窓をたくさんたくなりますよね?
そうすると、南側が壁がすくなくなり、構造的に弱くなる。
それらをきちんと考えて

バランスの悪い壁の配置にならないように提案しているそうです。

3.jpg

「いいプロの見分け方は?」と質問すると、

現場の普段の整理整頓を見ると良いのだとか。

「整理整頓」のできている現場は

仕事も良い! だそうです!

 

亀井さんいわく

「仕事の事より、まずは整理整頓!

うちは、それは厳しいで~。」

木の家を丁寧に作って

2代、3代住み続ける家を提案していく。

コレが「造家工房・亀井」だそうです。

オマケ・・・

亀井さんが

早朝釣ったという

「アマゴ」を頂きました。

これも、サプライズ!

 

ありがとうございました。

 

10.jpg

【造家工房・亀井】さん、暑い中ありがとうございました。

私、実は高いところが苦手なんです・・・・。

「上も見てみる」と言われ、

ひょいひょい!ってはしごを上っていくchikaさん。

「怖いと思うので、怖いんやわ~」と亀井さん。

私はがんばって上ったものの、
「あかん、そこまでは絶対いけ楊やん、写真撮って・・・」

とカメラを渡して、撮ってもらったのが暑い風が出てくるところの写真。

そう、暑い風を体感したのはchikaさんです。

普通の主婦はあそこまではいけませんよ~!(泣)
今度は是非、しっかりした足場をお願いします!!

初体験の構造見学会。

柱ばっかりの家を見に行って、何を聞けばいいのかな?なんて思っていました。

しかし!

柱ばかりだからこそわかることってあるんですね。

出来上がった家も、ウキウキしていいけれど

「家」の中身がわかるのは、構造見学会。

「安心」を見に行った感じでした。。

関連記事

ページ上部へ戻る