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【見学会探訪】朝日・構造見学会


中に入ると壁がない状態。
建物の向こう側まで「丸見え」です。
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一階は、ちょうど土壁の中の「竹仕舞」の作業中。 「一般的な木造とどこが違うのですか?」という質問に 「ぬきが3枚出なく、5枚使ってるんや。だから、横の力や ひねる力に強いんや!押してみ!」と、亀井さん。
ずんずんと壁を押してみると、びくともしない。 普通の「筋交い」(柱と柱の間にある斜めの材)の工法とは違いますね! 土壁と最小限の金物を使っているのが特長だとか(^^♪。
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作業中の「竹屋さん」 亀山からこられているそうで 6軒になったそうです。
でも、仕事は多く、去年の秋くらいから 休みなしだそうです。 ご苦労様です。m(__)m
他県の人から見ると三重県は土の家ができて |
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屋根の先っちょの軒裏にあるこの隙間! ここから空気を入れます。 軒先から入った空気は、暑くなり 上に上ります。 ⇒
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そして、垂木の三角の隙間を横に伝って 屋根の横から出します。 空気の入り口、出口を確保することによって 温まった屋根の空気を外に出し、
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二階の小屋組。 丸太が大きいね~!
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登り梁を使うことによって 天井がすっきり。 (コレが二階の天井になります。) 普通は垂木という細い材が もっと細かく入っています。 |
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太いけやきの大黒柱が、束石に乗っています。 伝統工法の一つです。
材木屋さんに、予算を伝えて置くと 本来なら予算の3倍もする 信頼関係あってのサプライズ! お客様はラッキーです! |
造家工房・亀井のこだわりは・・・・。
「国産の木を使うこと」
以前、解体工事をしていて
隣り合う「国産杉の赤身」と「米松」があり、
やわらかいはずの杉ではなく、アメリカの米松が
シロアリに食べられていたそうです。
やはり、国産の木の方が風土にあっているのだと確信したそうです。
やはり安心なものをお客様にはオススメしたい!ってことで
それから国産を使うようにしているそうです。
「大工にしかできない強い間取りの提案」
「実は、間取りにもちょっと自信があるんや!」という亀井さん。
普通だと南側に窓をたくさんたくなりますよね?
そうすると、南側が壁がすくなくなり、構造的に弱くなる。
それらをきちんと考えて
バランスの悪い壁の配置にならないように提案しているそうです。
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「いいプロの見分け方は?」と質問すると、 現場の普段の整理整頓を見ると良いのだとか。 「整理整頓」のできている現場は 仕事も良い! だそうです!
亀井さんいわく 「仕事の事より、まずは整理整頓! うちは、それは厳しいで~。」 |
木の家を丁寧に作って
2代、3代住み続ける家を提案していく。
コレが「造家工房・亀井」だそうです。
オマケ・・・ 亀井さんが 早朝釣ったという 「アマゴ」を頂きました。 これも、サプライズ!
ありがとうございました。
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【造家工房・亀井】さん、暑い中ありがとうございました。
私、実は高いところが苦手なんです・・・・。
「上も見てみる」と言われ、
ひょいひょい!ってはしごを上っていくchikaさん。
「怖いと思うので、怖いんやわ~」と亀井さん。
私はがんばって上ったものの、
「あかん、そこまでは絶対いけ楊やん、写真撮って・・・」
とカメラを渡して、撮ってもらったのが暑い風が出てくるところの写真。
そう、暑い風を体感したのはchikaさんです。
普通の主婦はあそこまではいけませんよ~!(泣)
今度は是非、しっかりした足場をお願いします!!
初体験の構造見学会。
柱ばっかりの家を見に行って、何を聞けばいいのかな?なんて思っていました。
しかし!
柱ばかりだからこそわかることってあるんですね。
出来上がった家も、ウキウキしていいけれど
「家」の中身がわかるのは、構造見学会。
「安心」を見に行った感じでした。。