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「物件探しのその前に」

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自分の住まいのイメージが、どんどん固まっていきます。
おうち探しにもどんどん力が入ります。

そして私は、ついに1件のおうちを見つけました。

80坪の土地に、少し広めの2階建て。価格も予算内で、キッチンと間続きに広いダイニングもあり、申し分ない物件でした。
さっそく旦那と友達を連れて、物件の見学にも行きました。
不動産屋さんの説明に「うん、うん。」と頷くだけの旦那に、違和感を覚えながらも、キッチンはこうして、和室はこうして、と夢いっぱいに話をしました。

そして、1週間も経った頃。
なかなか答えを出さない旦那に、勇気を出して聞いてみました。
「あのおうちじゃダメ?なんか気に入らん事でもあるん?」

旦那から帰ってきた言葉は、思いもしない言葉でした。全く予想もつかないほどの。
「まだ…」
「まだ家を買う事は考えたくないんさ。出来たらマンションか一戸建ての賃貸で済ませたい。」

「へ? 何? 賃貸?」
「え゛ーーー!! 何言いだすん?? 」

倒れそうになりました。
私の「住まいに対する思い」は、全く伝わっていなかった、それも、生涯のパートナーであろう旦那に…
幸い倒れはしなかったものの、私はその場にヘナヘナと座り込んでしまいました。

涙が自然に溢れてきて、それまでの思いが爆発します。
地元に帰って家を建てるという夢を、泣く泣く諦めた悔しい気持ち。
築60年の古い家で、個室もなく、高校まで姉妹三人で過ごした子供部屋、故郷の思い出。
故郷を離れ知らない土地で、慣れない狭いアパート住まいで頑張ってきた独身時代の事。
結婚して約10年、何の変化もなく日々が過ぎ、また相変わらずの賃貸生活を続けることへの不安。
だからこその「住まい」への思い。

今まで話していなかった事までも、堰を切ったように溢れだします。なりふり構わず、ぶつけました。
そしてその日は、泣き疲れ落胆の思いで眠りました。

次の日、仕事を終え帰宅するなり、旦那は、
「俺、決めた。よし!あの家、買うぞ!」
って、何で? 180°転換しています。声も明るい。
どうやら前日の私の様子を見て、尋常でない私の「住まいへの思い」に、やっと気が付いてくれたようです。「こいつ、本気なんや。」と。
ふふっ。(^_^) たまには思いっきりぶつけてみるものです。

mygarden05.jpg家が欲しいと本気で思ったら、先ずパートナーと、思いをトコトン打ち明け、トコトン納得いくまで、そして、妥協無く折り合いの付くところまで、話し合う事。
(ここで言うパートナーとは、一緒に住まう人、そして、住まいに対し出資をする人です。)
お互いの想いがキチンと繋がっていることが、大切なのです。

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