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【リフォーム日記】じつはとっても大事な配管・配線工事

「すまいのイメージが広がる配管・配線工事」
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解体が終わると外壁、内装の順で進みますが、工事に入る前に、
水道・ガスの配管、電気の配線の工事があります。
換気口・エアコンのホース口も決めなくてはいけません。
思ったより早い段階で、決定しなくてはいけない事項になりますので、まとめてお話します。
また、築30年も経っていると、ガス管や水道管の劣化等も考えられます。
新しいものに交換しなくてはいけない場合もありますので、この際、使い勝手良くまとめるのが良いでしょう。
水道・ガスの配管が関係する場所は、キッチン、お風呂・トイレ・洗面などサニタリー。
各場所とも、採用する機器によって、おおよその位置が決まってきます。
食洗機・ガス台を含むキッチンシステム、トイレ、手洗い、洗面台、洗濯機、湯船と洗い場。
設置機器の大きさや形、配置、向きを決めなくてはいけません。
既製品ならカタログからサイズが判明しますが、造作の場合、そのサイズも決めておかなくてはいけませんね。
・キッチンでは、場所、ガス台とシンクの向き、シンクの大きさ、蛇口の向きなど決めなくてはいけません。
オーダーキッチンの場合は、同時期に蛇口の選択が生じる場合があります。
蛇口の管の大きさ(太さ)もいろいろあります。
・お風呂。ユニットの場合は全体の大きさと、湯船と洗い場の向きでほぼ決まりますが、
オーダーの場合は湯船の大きさ、洗い場の向き、蛇口の高さなど、細かく決めなくてはいけない場合もあります。
・トイレの手洗い。最近は収納とユニットになったタイプが多いですね。
間取りによって、サイズなど決まってしまう場合もありますが、手洗い器だけなら、場所や向きに選択肢が出来ます。
出入口とスペースに合わせて、向きと場所を決めます。
・一番自由度があって、一番悩むのは洗面・脱衣所でしょうか。
洗濯機の場所・向き・サイズ・蛇口の高さ、洗面台の場所・向き、サイズ、いろいろ考えておかなくてはいけません。
具体的に我が家の場合…
台を大工さんに造作してもらい、タイルを自分で貼りました。
お風呂の入口のすぐ横に置くことにしたのですが、「すき間の掃除もきちんとしたい!」という事で、
お風呂の扉から、腕が入る分だけすき間を取りました。
さらに、洗面台についても、物をあまり置かないようにと、片袖(シンクの右側だけ広くとってあります)に、
蛇口はシンクの中心にあるので、水道管の位置は洗面台の中心にはなりません。
すき間、洗面台、蛇口の位置を測って、配管の位置を決めました。
こだわればこだわる程、詳細を決めなくてはいけません。なかなか大変ですよ。
あと忘れがちなのが屋外の配管。
中古住宅リフォームの場合は、既存のものを使う事が多いのですが、新しく設置する場合。
洗車をする場所、お庭にする場所を決めて、使い勝手の良いところに蛇口が欲しいですね。
配管工事に備えなくてはいけません。
電気については、細かくその位置を指定します。
もちろん、図面が出来る段階で、おおよその提案をされる場合もありますが、
・照明の位置、数。
ダウンライト、天井付、ブラケット、外灯など、タイプもいろいろありますね。
位置と高さも必要です。
・テレビはどの部屋でどこに置いて見るか。
レイアウトの変更も考えて、リビングのテレビのジャックは部屋の両側に設置しました。
・エアコンは部屋のどこにつけるか。
・パソコンを使う場合は、ケーブルや電話線を引き込む場所も。
・ブレーカーボックスは、目立たなく、且つ急なダウンに対処できるよう、便利な場所に。
・照明のスイッチは、近隣の部屋からの出入り、生活の動線を考えて。
我が家ではリビングに3路スイッチを採用しました。
玄関から入って点灯、夜は寝室に入る前に消灯できるように。
3路、4路スイッチは便利です。
・コンセント。たくさんありすぎても困りますが、少し多めにつけて丁度良いくらいかな。
ここにもうひとつ欲しかったな、と掃除の度に思います。
キッチン周り、最近は電気機器も多いので、キッチン台の高さに1つあると便利です。
洗面では、ドライヤーやシェーバーも使いますね。度の高さが便利でしょう。
・インターホンを設置する場合、屋外への配線が必要になります。
・屋外のコンセントも必要かもしれません。
我が家はこれを忘れていました。
ベランダが完成した時、ここにも欲しかった!と気付きました。
列挙するといろいろありますね。
(実際に使ってみて、初めて気付いたところもたくさんありますが…)
ここでどんな事をするか、ここに何が必要か。
生活シーンを思い描き、より具体的に想像してみます。
私にとってこの時間は、3ヶ月の工事期間の中で、「自分らしいすまい」を最も身近に感じ、
想像から現実に近づく事を最も実感した、そんな時間になりました。