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【BOOK】「住みこみ」★★★☆☆

絵が好きで好きでたまらなくて
芸大志望だったけど合格できなくて
インドなんかに放浪の旅をしていて
たまたま見た建築展に刺激を受けて
飛び込んだ「建築業」
なんて不思議な経歴の著者。
そんな著者の自邸での暮らしがいきいき感じられる本でした。
「住みこみ」・・・まさに手を入れながら住む生活。
もの作りがたまらなく好きってコトが
伝わる一冊。
作りかけの物置小屋も
集めてきた出番待ちの廃材も
とても楽しそう。
作りかけ(?)の家がいきいきしている感じがする。
もちろん戸田さん設計の住宅の紹介もあります。
(最後の方~に。)
(本文より~)
自分に本当に納得いくものが見つかるまで待つこと、
手間をかけることは厭わない。
こうした普段の生活の積み重ねから、
家の居心地のよさといった空気感は生まれてくる。
戸田さんは、吉谷さんとの家づくりから、
手間をかける贅沢、不具合を楽しむ余裕といった、
住み手の成熟した心意気を感じた。
(~引用終わり)
あ~是非
設計した住宅を感じてみたいとおもう一冊でした。
戸田 晃【著】
株式会社ラトルズ【出版】
1700円
2007/1