記事の詳細
【BOOK】「減築のすすめ」★★☆☆☆

子供が大きくなってきたから・・・
物が増えてきたから・・・
と、「増築」を考える人はいても
まさか「減築」を考える人はいないでしょう。
昔から「大は小を兼ねる」と言いますが
家が広くても、困ることはないと考えてしまいます。
しかし!
著者はむやみに増築して
デットスペースが生まれたり
古い部屋を使わなくなってしまったり、
南側に増築して、風通しが悪くなってしまったりする例を見てきています。
(本文より~)
なによりもまず、
住まいは家族が一緒に暮らすところで、
居間・食堂、さらに寝室や子供部屋など決まった部屋の配置、
すなわち「間」roomを取るのではなく、
家族それぞれがいろいろなことをする
「場」spaceを配置することだと思う。
(~引用終わり)
最近
「営業の人に人数×10坪が目安ですって聞きました。」
という話を聞いて
私はビックリ!
4人家族の我が家は40坪の家が必要なのです。
(実際、我が家は4人家族で40坪より狭いですが、不自由は感じていません。)
ついつい「〇㎡」や「〇LDK」という尺度で家を考えがちですが、
フレキシブルに使えるspaceで考えると
「一人10坪」という考えには賛同できません。
「家の広さ=住みやすさ」ではないのです(^^♪。
天野 彰【著】
講談社【出版】
1500円
2008/9
第1章 なぜ、いま「減築」なのか?
第2章 減築で培う「家族力」
第3章 減築で狭苦しく暮らす
第4章 減築であなたも住まいも寿命が延びる!
第5章 減築の経済学
第6章 減築で生涯住める家づくり!