記事の詳細

「家とオトコと猫」

題名とこの表紙を見て

「えっ?住まいづくりの本???」

と、お思いでしょうが

立派な住まいづくりの本です。

40歳、独身、子なし、ヒモ付き、漫画家

の著者が

仕事が減ってきたことを理由に

自分の家を建てようとする実話なのです。

「仕事減ってるのに、ローンどうするの??」

などと不安になるとは思いますが

ローン審査は、過去3年の収入によるもの。

今年中に銀行を騙くらかして、ローンを組んでしまえっ!!!

と、住まいづくりをスタートしたのです。

不動産屋さんの

セールストークをかいくぐり

ようやく土地買収かと思いきや

現実は様々な難題が降りかかってくるのです。

「住宅ローン」って、

土地が無ければ借りられない!ってコト、知っていましたか?

なぜなら「住宅ローン」だから。

住宅の図面がないと借りられないんだって(;O;)

土地が無かったら、図面も描けないのにね~(-_-;)

ワタクシも住宅ローン借りてますけど

初めから土地はなかったし、、、

どうしてたんでしょうね?

実は、なんとどうしても土地を売りたい不動産屋が

でっち上げの図面を作り銀行に提出するらしいのです。

(あくまで、この本にはそう書いてあります。)

その後ローン問題は解決したものの

・予算オーバー問題

・ご近所トラブル→ココまで赤裸々に書いてあるのは珍しいのではないでしょうか?

・納期遅れ

・工事ミス

などなど、次々と現実問題が迫りくるのです。

他人事ながら

よく解決できたなぁ~と感心します。

でも、こういう事って

一般にもあるはず!

家を建てるって、こういう覚悟も必要なんだと思います。

漫画家さんらしく

4コマ(?)漫画が各項目ごとにあり

殺伐とした問題を笑いに変えている感じです。

築4年経った現在では、

ヒモ問題も解決し

ハッピーに愛しい我が家でお暮らしのようです。

「家とオトコと猫」

秋本尚美【著】

扶桑社【出版】

980円【価格】

2007/5【発行】

関連記事

ページ上部へ戻る