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500万円の家なんて、フンッ、、と本屋で通り過ぎた私。

縁あって久友建設 さんにこの本を借りることになり

読んでみると思い込みだったことに気づいて痛く反省。。。

500万円の家って絶対チープだよ。

500万円でまともな家を建てられるはずがない。

どうせメーカーで大量仕入れかなんかして価格を下げてるんでしょ。

・・・・全然違いました!

そもそも500万円という価格、何でもいいから自分の家が欲しい!という前提ではなく

これからの人生を生きていくうえで住宅価格に左右されて人生の選択を狭めるのではなく、身の丈に合った暮らしをしよう!というもの。

ローンに圧迫されてやりたい趣味をあきらめたり、生活のレベルを下げざるを得なかったり、、、、

そんな話も良く聞きます。

幸せに暮らすはずだった家がいつの間にか重荷になってしまうことのないように。

実際に「知るぽると」というサイトで生活設計診断シュミレーションできます。

例えば500万程度の世帯年収で3500万円の家を買ったとすると、40歳で曇り始め(家計が天気で表示されます。)65歳以上は雷の降る嵐に。

ここで住宅購入価格を700万円とすると、65歳以上が曇りマークになるだけであとは晴れマークだそうです。

あくまでシュミレーションですから、条件が色々あると思いますし変わってくるでしょう。でも、住宅の取得が負担になっていることは理解できます。

ただ、ここで重要なのは

「低予算でも普通の以上に快適に過ごせなければ、自分が設計する意味がない」と筆者が考えていること。

ただ安い家では意味がないのです。

建物価格を安くするためにはもちろん制約はあります。

・面積(タテ6.37mヨコ5.46m)

・仕様(室内の壁は合板、設備機器はスタンダードなもの、照明器具はネットで購入)

・形状(四角い刀枯れの屋根の家)etc、、、

その中でゆったり目の浴室や少し大きめの玄関スペース、納戸などに使う予備室の確保を提案しています。

これらの500万円の家をベースに

+50万~ 屋上をつくる

+30万~ バルコニーをつくる

+50万~ 吹き抜けのある高い天井をつくる

ここではプラス300万円でどういうことが出来るかも紹介されています。

コレがかなりお洒落な家になってるので必見。

500万円の予算の中で出来ることと出来ないこと、施主も選択をしていかなければなりません。

自分がどんな生活をしたいのか?良く考える必要があります。

家は欲しいけど身の丈に合った家がいい!という方必見の本!

是非~!!!

「500万円で家を建てる!」

一級建築士・湯山重行【著】

飛鳥新社【出版】

2012/3【発行】

1238円

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