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2016年12月4日に「親の介護は十人十色〜女性建築士のリアル」講座を開催しました。

実際に介護を経験した女性、そして女性建築士。
両方の立場から言える「親の介護」についての本音トーク。

一派的な知識はあるけれど実際その立場になってみないとわからないことがたくさん。
まずどこに行けばいいのか?
誰に相談すればいいのか?
今からできる子とはなにか?

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女性建築士が親を思い、やってくる介護に向けて「親の家」を設計した。
そして、訪れた「本当の介護」。
予想できなかった「親」の行動や希望。
そんな中で「失敗したのは・・・」と話される。
とても貴重なお話。
あー、もっと知ってほしい・
今後も継続的に開催していきたい。

下記はお話の中の一部から
・高齢者に必要な「省エネルギー住宅」といのは「省体力住宅」
・いずれは施設でお世話になるかどうかで変わる
・親の慣習を変えない(間取りも)
・75歳ぐらいからなんらかの変化が出る、行動範囲が狭くなる
・「株式会社出かけてみる会」などのサービスもある
・変化に気づいたのは「埋め立てゴミが増えた」と父が嘆くこと
→親の家の冷蔵庫を開けてみるとお惣菜のパックが・・・
→料理ができていないことに気づく
・どこまで動けているのか?を親に確認をする
・老化とは「自分のことしか考えられなくなる」ことだと考える
→その状況を責めるのではなく受け入れる
→自分もそのような状況になると考えると「人として何ができるか?」を考える
・「介護しに来た」ではなく「ママに会いに来た」と言ってみる

 

やはり当事者になってみないとわからないんだなと実感。

ある日突然当事者になった時に、何をすればいいか?どこに行けばいいか?
という事を知っただけでも少し安心し、聞いてよかったと思いました。
それぞれの状況、事情がある中、介護する人の緩やかなネットワークがあるといいなと思います。

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