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今回は伊藤鈑金 の奥様でもあり、ライフオーガナイザーの資格もある伊藤さんです。


私の両親は現在隣の県で公団に二人で暮らしています。
父が77歳、母は74歳。
子どもはというと私を含め弟も妹も四日市に縁があって住んでいます。

父は65歳で退職。
母はじっとしていることが嫌いな性分でシルバー人材に登録して働いていましたが体力の限界を感じ今年3月に登録を抹消し年金生活になりました。

2人とも70歳を過ぎたあたりから些細なことで転倒して骨を痛めたり、循環器系の不調で入院したりして、その度に心細い思いをしていたようです。両親は今まで気ままに暮らしていたので今さら同居も考えられないということで、四日市近郊で住むところを探すことになりました。
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実は、当初「どちらか一人になってからでいい」と言っていましたが、よく考えればそれはいつになるのかわからないし、その時の健康状態も不安です。何より知らない土地で生活するストレスは相当なものだと想像がつきます。今ならまだ自活する気力体力もあるので家探しをすることになりました。

 

さっそく住まいの条件を聞くと
病院やスーパーに近い。
小さくてもいいから庭が欲しい。
トイレは洋式。
風呂とトイレは別。

これが最低条件でした。

 

そんなに難しい条件じゃないから簡単に見つかると安易に考えていました。
しかし、良さそうと思っても住む人間の年齢を伝えると断られます。
近くに子どもが住んでいるからと言っても貸すのを渋る家主さんばかりでした。

実は、支払い能力さえあれば貸してくれると簡単に考えていました。
ところが、高齢者ならではのリスクがあると知らされたわけです。
たとえば、認知症になったときのトラブル、長期入院、孤独死、滞納などです。

よく考えれば納得できます。

でも、じゃぁ、どうしたらいいの?と、兄弟で話し合うことになりました。

つづく

 

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