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今日、伊勢まで建築中のお家を見学させていただきに行ってまいりました。

そこで思ったこと・・・

やはり、家は職人さんたちと一緒に建ててほしいな~ということ。

私が職人の娘であることも大きく関わっているのかもしれませんが、

作り手の心がこもった家というのは、やはり「持ち」も違うような気がするのです。

その「持ち」とは

どこで違ってくるのか?

やはり「気」の入れ方だと思うのです。

値切られて、値切られて、「これだけでやってくれ!」と言われた職人は、「これだけしかないから・・・」と心のどこかで気持ちがそがれてしまうと思うのです。

もちろん、どんな金額で受けようが、絶対手は抜かない!という方も中にはいらっしゃるとは思うのですが・・・・。

その気持ちはどこに現れるか?

小さな・・・細かい部分、納まりや仕上げに出ると思えます。

今日、自然の木を手入れ方法を聞いた、掃除のプロは、親切丁寧にその方法を教えてくれました。

 今日の現場の左官屋さんは、予算内でできる地元のよい材料を使った方法を提案してくださったといっていました。

その横で、お施主様が浴室のすのこに自然の防腐剤を塗布されていました。

そんな家づくりの現場を拝見して、今日、見学会に一緒に行った人(これから家づくりをする人です)の中から、職人さんが仕事をしている場面に立ち会ったところを見て、「職人さんたちが頼もしく・・楽しそうに仕事をされていたのが印象的でした」という感想が寄せられました。

人が気持ちよく仕事をしている現場にはいい「気」が流れている気がします。

そうして、そんな人々に作ってもらったお家で住む家族はとっても幸せになれる気がします。

職人さんはプロです。

プロと認めてもらえたら、きっちりプロの仕事をしてくれます。

「でもその人が本当にいいプロかどうか?」の見分けは素人にはパッと見では分からないじゃん!

と言われるかも知れません。

でもね、いくつか見ていると違いがかならずわかってきます。

 何かが違うのです。

私は設計士も先生ではなく、職人だと考えています。

お客様の要望をカタチにするために図面して、監理する職人。

モノを愛する職人、自分の仕事を認め、そうし丹精込めて作った家を愛してくれる人のために一生懸命家をつくる職人。

そんな職人たちと家づくりをしてほしい。

それが私の大きな願いです。

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